産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業

 

sankangaku.gif中国・四国地域人材育成事業として、中国・四国地域の18大学が「中国・四国地域連携会議」を通じて3つのテーマを追求します。

  • テーマ1 キャリア系授業科目の改善・充実
  • テーマ2 評価・指導方法の改善・充実
  • テーマ3 フィールド系教育の改善・充実

四国大学では、「地域産業界等との連携を重視した実践的教育プログラムの開発」に取り組みました。27年度からはこの取組の継続とインターンシップの拡充に向けて取り組みます。

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本事業において実施を計画している内容について

 [1] 大学における人材育成の現状と産業界のニーズについて

本学においては、地元産業界のニーズに応えるため、平成23年1月中央教育審議会答申で示された「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」の内容及び、経済産業省から提案されている「社会人基礎力」の能力や、厚生労働省認定の「就職基礎能力」などの修得に向けた取組を行っています。加えて、産業界が求める人材の育成を図るため、次の取組を実施します。


 [2]   四国大学における取組内容

(1)地元徳島県の経済団体及び地方公共団体との連絡協議会の設置

産業界のニーズを踏まえた人材育成を行うには、地元の経済団体等からの支援が不可欠です。本学では、徳島大学と合同で徳島県内の5つの経済団体(徳島県経営者協会・一般社団法人徳島経済同友会・徳島県商工会議所連合会・徳島県中小企業団体中央会・徳島県商工会連合会)や徳島労働局・徳島県等との連携会議を設置し、大学と経済界等との協働の下で以下の取組を推進していきます。

(2)産業界のニーズ調査等

① 企業訪問時におけるニーズ調査
現在、教職員が年間数百社程度企業を訪問し職場開拓を実施しています。その際に、各企業の求める人材像について聞き取り調査を実施し、その結果を報告書に取りまとめ、今後の教育課程の改善や就職支援に活かします。

② 産業界と本学教員による懇談会の開催
産業界の期待する人材を養成するに際し、直接学生の教育に携わる教員の意識改革は重要であり、このため、産業界の代表者と本学教職員による懇談会を毎年2回程度定期的に開催します。懇談会で出された相互の意見を参考にして、今後の教育活動に活かしていきます。

③ 企業動向アドバイザーの配置
産業界が求めるニーズと学生のニーズのギャップに気づかせ、学生に企業の実態を理解させ就業の目的意識を高めるため企業動向アドバイザーを配置します。企業動向アドバイザーは、学生への相談業務や教職員・学生を対象とした学内セミナーにおいて講師を務めます。

(3)産業界のニーズに基づく教育内容の改善

① キャリア形成のための授業科目の改善充実
現在、インターンシップの事前学習として「キャリア開発」及び経済界を実地に学習するため、経営者を招聘して講義を行う「事業創造論」を実施していますが、これらの授業科目内容を現代社会のニーズに合ったものとするため、経済界の協力を得て改善に取り組みます。

② 実学的専門科目の拡充
本学では、これまで学修によって得られた知識や技能を実際の行動に応用する力を養成するため、各学部・学科ごとに実学的専門科目を設定するとともに「就業力育成カリキュラムマップ」を作成し、その内容充実に取り組んでいます。今後更に産業界との連携のもとに課題解決型を重視した実学的専門科目の拡充を図っていきます。

③ 産業界と共同した教材開発
県内の経済団体の協力を得て、産業界が求めるニーズに合った人材育成を行うための教材を開発し、インターンシップの関連科目や実学的専門科目等の教材として活用することとします。

(4)ポートフォリオの改善と成果・評価指標の作成

① ポートフォリオの改善
現在本学では、学生の就業力を育成するため、修学上及び正課外活動等の各種のデータを蓄積して、これらのデータを基に振り返り学習や学生の主体的な進路選択を支援するポートフォリオ(マナバフォリオ)システムを構築しています。今回の教育内容の改善に伴い、このプログラムを拡充し、それに対応が可能なように改善を図っていきます。

② 改善の成果・評価指標の作成
産業界のニーズを踏まえた人材育成の取組について、大学はその成果の状況を検証するため予め評価指標を作成します。

お問い合わせ先

四国大学 就職キャリア支援部 キャリア教育支援課
〒771-1192 徳島市応神町古川字戎子野123-1
TEL 088-665-9985 FAX 088-665-9940

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