ニュース&トピックス

「徳島県の民謡(1987~88年収録)」のデジタル音源を徳島県立博物館に寄贈しました

2018年07月10日ニュース&トピックス

短期大学部音楽科の川内由子教授をはじめとした音楽科教員らが、1987~88年に収録された貴重な音源「徳島県の民謡(徳島県教育委員会編)」をデジタル保存し、7月2日(月)、川内教授と音楽科学生の住友美夢さんが徳島県立博物館にそのCDを寄贈しました。
「徳島県の民謡」は、文化庁の国庫補助事業として1987~88年に全国の都道府県で実施された「民謡緊急調査」の報告書です。収録されている民謡の音源は、明治から昭和生まれの一般の歌い手によるもので、貴重な文化遺産と考えられています。
民俗芸能を研究する川内教授らは、徳島県の民謡を保存し現代に受け継いでいくべきと考え、「音楽療法実習」の授業で民謡を取り入れ、今後高齢者施設などでもセッションを行う予定です。

徳島県立博物館 館長 遠藤 佳孝様のコメント

このたびは、「徳島県の民謡」の音源のデジタル化という貴重な成果を博物館に御寄贈くださいまして誠にありがとうございます。四国大学の先生方の研究活動が、オリジナルテープの保全につながり、さらにはより多くの人への活用の道が開けたと思っております。

短期大学部音楽科2年 住友 美夢さんのコメント

私は音楽療法士を目指して、音楽科で勉強をしています。徳島県出身の私も知らなかった民謡がたくさんあって驚きました。民謡の歌詞の意味なども理解したうえで歌唱できるよう、高齢者施設でのセッションに向けて練習しています。私たちの演奏で高齢の方々を元気にしたいと思います。また、若い方にも地元の民謡を聞いて、知ってもらいたいです。

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