ニュース&トピックス

四国大学学際融合研究所新あわ学研究部門「徳島のうた」生まれかわりプロジェクトについて

2021年02月03日ニュース&トピックス

四国大学学際融合研究所新あわ学研究部門では、徳島にまつわる歌や民謡の魅力を広く発信し、後世に歌い継いでいくことを目指し、その民謡が生まれ育まれた土地で収録・音源化、さらには現代的な音色や手法を用いてアレンジを加えたバージョンを制作し、YouTubeで配信するプロジェクトを2018年に立ち上げ、この度完成・公開しました。
これまでの民謡研究は、テープレコーダーのような簡易的な機材で現地収録していましたが、録音機器やソフトウェアの進化により、ローコストハイクオリティでの現地収録が可能になりました。今回の音源化はこれら技術を用いて、歌い手と演奏家に住み慣れた地域(三好郡東祖谷)でリラックスした状態で曲を奏でてもらい、現地の空気ごと収録することで、よりリアルな民謡を追求しています。
今後も、徳島にまつわる魅力的な歌、民謡の保存、発信、継承に寄与する研究を継続し、さらには新しい価値を発見し得る民謡のアレンジバージョンの発表を続けていく予定です。

公開サイト及び公開動画

https://www.youtube.com/channel/UCSQlsyW44XU4c_Qq7uDXanQ/featured

「祖谷の粉ひき節(西祖谷)」「祖谷の粉ひき節(祖谷)」「祖谷甚句」「祖谷甚句2021」

本プロジェクト 民謡公開までの経緯
2018年7月 プロジェクト開始
2019年3月 12日 「祖谷の粉ひき節(西祖谷)」「祖谷の粉ひき節(東祖谷)」「祖谷甚句」録音

歌 :都築 麗子 氏
    若林集落で郷土料理を提供する「つづき商店」を営み、
    祖谷の民謡を唄い続け、その保存・伝承に尽力。
    各地の民謡大会で数多くの賞を受賞、都築さんの歌声に
    外国人観光客も魅了されている。
録音:原 勇樹 氏(松銀エンジニアリング代表、四国大学非常勤講師)
場所:徳島県三好郡東祖谷 県指定有形文化財 阿佐家住宅

2020年 「祖谷の粉ひき節(西祖谷)」「祖谷の粉ひき節(東祖谷)」「祖谷甚句」映像制作
2021年1月 「祖谷甚句」バンドアレンジバージョン「祖谷甚句2021」制作

■企画・編曲・演奏・ミックス・映像制作:四国大学短期大学部音楽科講師 小田原 令幸
■協力、アドバイザー         :四国大学短期大学部音楽科教授 川内 由子

学際融合研究所新あわ学研究部門とは

2020年4月、学内外の研究者・関係機関との連携を積極的に推進し、教育への還元、そして新たな研究領域の開拓や地域文化・産業等への一層の貢献を行える体制を構築するため、5つの研究部門を有する新研究所「学際融合研究所」を設立しました。新あわ学研究部門は、徳島の伝統文化から現代の若者文化までを包含した新たな徳島の文化の創造を図るため、「藍文化」「伝統文化」「自然と食」「新文化創造・発掘」の4つの分野に関する研究を行っています。

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