在宅看護援助論は、3年生前期に開講される授業です。今回は、その授業の一部をご紹介します。
在宅療養中で要介護度の高い利用者では、褥瘡(床ずれ)が生じることも少なくありません。そのため学生たちは、モデル人形を利用者に見立て、褥瘡の処置や予防について実践的に学びました。

演習では、2人1組となり、褥瘡処置やおむつ交換を実施しました。利用者の安全と安楽を第一に考えながら、一つひとつのケアの意味を確認し、適切な援助方法を身につけています。

さらに、実際に学生同士で仰向けに寝て体圧を測定し、身体のどこに圧力が集中するのかを体験しました。骨が突出している部位やかかとには体圧がかかりやすいことを実感するとともに、枕やクッションを活用して体圧を分散させる方法を学びました。利用者の身体を「面」で支えることの大切さを、実践を通して理解することができました。

このような演習を通して、自分で身体を動かすことが難しい利用者への看護を、知識だけでなく実践的な技術として身につけています。今回の学びを活かし、後期に行われる在宅看護論実習では、一人ひとりの利用者に寄り添った質の高い看護を実践することが期待されます。

