地域教育

教育:「地域教育」を充実します。

地域関連科目を全学共通科目に新設

(1)四国大学スタンダード科目「自己と社会・地域論」開設と身に付ける力「自己教育力」
「四国大学教育改革プログラム2014」

四国大学スタンダード:教育と学生生活を通して学生に身につけて欲しい3つの力「社会人基礎力」「自己教育力」「人間・社会関係力」

「人間・社会関係力」

『自己と社会・地域論』(全学必修科目)開設
概要:県内企業関係者や地域活動実践者を招聘し、徳島県の地場産業の歴史や特徴、地域貢献活動の目的や必要性について学ぶ。
本講義により、地域の中で支え合うことの大切さを理解し、地域貢献活動に積極的に参加できるようになることをめざします。

「自己教育力」

正課外活動・ボランティア活動・大学行事等の取組みを評価対象とし、学生が積極的に地域で活動する仕組みを構築しています。

(2)教養科目の地域学分野科目の再編

全学共通科目の教養科目群に"地域学分野"を設け、地域に係る科目をより明確化し、内容を充実しました。

『徳島の歴史と文化』

概要:自然・社会環境が急激に変化するに伴い、暮らし・教育・文化・産業など幅広い分野での対応が求められる。
地元徳島に親しみ、理解し、再発見することで「暮らしとは何か」「生きるとは何か」について学び、
新たな強い地域づくりに参画する意欲を育む。

『四国いやしの道』

概要:四国遍路は四国特有の風習であり、単に八十八の札所寺院を巡礼するだけでなく、すべての人の心に深く根ざしている普遍的な文化でもある。遍路の持つ多様な文化・民族を歴史・現状・思想の観点から概観し、四国遍路が人々にとってなぜ「いやしの道」となるかを理解する。

『災害と防災』

概要:災害のメカニズムから医療・看護、ボランティアや地域経営、公的支援制度や情報の利活用にいたる幅広い視点から災害と防災を学ぶことで、災害時に自分の安全を守ると同時に、社会の防災力を高めるための意識と知識を身につける。

『地域創生入門』

概要:徳島について既に知っているつもりでも、まだまだ知らないことはたくさんある。本授業ではグループワークなどのアクティブラーニングを取り入れながら、徳島の新たな面を発見し、未来に向かって広がる可能性を多角的にみつめていく。

『地域未来探求』

概要:食生活・医療・子育てや高齢者対策など、地域における私たちの暮らしを取り巻く環境を理解し、こころを豊かにする芸術・スポーツの分野について学ぶ。この学修を通して、課題解決能力を培い、知識を活かし、未来の地域づくりに参画できる人材育成を目指す。

『消費者市民社会』

概要:大学で過ごす時間は、社会人として社会に羽ばたくための準備として、様々な社会生活の知識やルールを学ぶ時期でもある。この科目では、「契約の基礎知識」「生活設計や金銭管理」などを学ぶことにより、消費者トラブルから自分を守り、危険を回避するための知識を身に付けることを目指す。

地域・社会を志向した専門科目等の充実

(1)地域企業等による授業の展開

地域の企業経営者を招聘し、地域における企業経営の実際を学ぶ。

『事業創造論』

概要:事業創造や企業経営に必要な実践的な知識を徳島中小企業家同友会の企業経営者より学ぶ。
全15回の講義のうち、14回の各回それぞれにおいて各方面の企業経営者より業界事情・経営方針・事業内容等を学ぶ。

(2)インターンシップ事前・事後教育の充実

県内で実施するインターンシップの事前教育として、地元の業界関係者や経済団体関係者を招聘し、地域における就労の現状を学ぶ。

『キャリア開発』

概要:社会人としての心構え・マナーを理解し、インターンシップに参加に向けて企業経営・労務管理・人材教育・労働環境等について県内事業所のトップから講義をうけ、インターンシップの効果を上げる。

(3)インターンシップの量的・質的充実

現在、県内企業協力のもと、毎年約70社で学生がインターンシップを実施している。
インターンシップは就業だけでなく、教育に与える効果が大きいため、今後はベンチャー企業や創造的中小企業などに対象を拡大し、大幅な増をめざす。

地域を志向した学科改組

地域教育の全学的体系化、外部専門家による教育水準の向上

地域教育に関する全学共通教育及び専門分野に係る科目数を増やし、体系的に整備するとともに、全学的な取組みとして全学生が地域に関する知識と理解を身につけるため新「あわ学」の構築及び「あわ検定」を創設する。
教職員へは、地域教育に関するFD・SDを実施する。

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